今回は、そんな『腰痛』についてやっていこうと思います!
では、まず最初に、なぜ、日本人に『腰痛』が多いのか?について見ていきましょう!
人間の脊椎(背骨)は、横から見ると、ゆるやかなS字カーブを描いています。
しかし、日ごろ悪い姿勢を続けていると、この正常なS字カーブが崩れてしまい、背骨の形が悪くなります。
背骨のカーブがなくなり、真っ直ぐな形に近づく事で、腰椎の反りがなくなってきます。
そうすると、約11kgほどある頭が前に出てきてしまい、重心が前側に移動するため、
頭が前に落ちないように背部側に筋肉達が頑張って頭が落ちないように働くんです!
その際に、腰椎に大きな負担がかかり、その結果、「腰痛」を引き起こしてしまいます。
特に、腰椎は体の曲げ伸ばしなどの大きな動作を担っている場所なので、しなやかに動けるように、構造的にはストレス耐性に弱く作られているんです。
そのため、「腰痛」という症状へと発展してしまいます。
加えて、日本人はデスクワークが多いなど、「世界で1番座っている時間が長い」と言われている国。
世界一の勤勉な国と言われるだけの事はありますよね。。
座っている時間が長いと、浅く腰掛けて座ってしまったりして、骨盤が後ろに倒れ、姿勢を保つ事が出来ずに背中が丸くなってしまいます。
また、パソコンや机に向かう前のめりの姿勢や足組みなど、何気ない行動が日本の腰痛人口を増やす原因となっているのです。
さらに近年、リモートでの仕事や学業が増えたことで、いつもとは違う慣れない環境や仕事姿勢でいることが多くなり、
これも腰痛人口をさらに増やす原因のひとつと言えます。
日本人に『腰痛』が多い理由を見たところで、
次は、『腰痛』についてもっと詳しく深掘りしていこうと思います!
皆さんもお馴染みの『腰痛』は、その文字の通り、腰部(背中と骨盤の間の下部背部)に生じる痛みを指します。
腰痛の原因や症状はさまざまで、多くの原因によって多発するんです
⚫️一般的な腰痛の原因
1.筋肉・靭帯の損傷
突然の運動や持ち上げ(いわゆる『ぎっくり腰』のようなもの)、長時間の不自然な姿勢、または急激な体の動きが、
腰部の筋肉や靭帯に損傷を引き起こすことがあります。
2.椎間板の問題
脊椎(背骨)の間にある『椎間板』(体重や衝撃を吸収する緩衝材のような構造のもの)が圧迫されて押し潰されてしまったり、
それに伴い、損傷したりすることが、腰痛の原因となります。これは、『腰椎椎間板ヘルニア』として知られています。
3.脊椎の異常
脊椎(背骨)の形状や構造に関連した問題
例えば、『脊椎カリエス(脊椎の骨折や変形)』が腰痛を引き起こすことがあります。
4.炎症や感染
腰部の組織に何らかの炎症や感染症が発生することがあり、これが痛みの原因となるケースも稀にあります。
特に、腎臓関連の疾患などは、腰の筋肉に症状が出る場合もあるんです!
5.神経圧迫
先ほど出てきた、ヘルニアなどの原因から
腰椎の神経根が圧迫されたり刺激されたりすると、放射状の痛み(坐骨神経痛など)が腰部から他の部位に広がることがあります。
6.慢性的な疾患
腎臓の疾患、関節リウマチ、脊椎関節症など、慢性的な内臓疾患などが腰痛を引き起こすことあるんです!
⚫️一般的な腰痛の症状
・腰部の鈍い痛みまたは鋭い痛み
・痛みの放射線状の感覚(臀部や脚に放射することがある)
・腰部のこわばりや筋肉の緊張
・立位や歩行時に痛みが増す
・姿勢を変えることで痛みの軽減
大部分の腰痛は軽度で自然に回復しますが、痛みが慢性的になる場合も多く、『腰痛』に対しての改善させるプロセスを踏まなければ、
なかなか症状が治らず、長年にわたり『腰痛』に苦しめられてしまう事になります。
この『腰痛』を少しでも、そして早期に改善させるためには、
日頃から意識しなくても正しい姿勢(腰に負担のいかない姿勢)をキープできるだけの筋肉と
筋肉の使い方ができるか?がとても大切です!
これらのスキルを手に入れるためには、適度な運動・トレーニングをする事が重要!!
『腰痛』が改善するだけで、生活の中での苦痛やストレスは格段に半減してくるはずです!
だからこそ、『腰痛』はみんななっているし、あたり前。と思わず、悪化したり改善しにくい状態になる前に、
できる事から行動に移してほしいなと思います!!